
埼玉県春日部市は、同市の「まちの案内人」である『クレヨンしんちゃん』のキャラクターの新たなモニュメントを「郷土資料館」、大凧文化交流センター「ハルカイト」、道の駅「庄和」の市内3つの公共施設に設置した。
各施設らしさを取り入れたモニュメントで、市内周遊の促進およびにぎわいの創出を図る。
モニュメントの設置背景と目的
春日部市は、同市が『クレヨンしんちゃん』ゆかりの地ということから、平成16年から『クレヨンしんちゃん』を活用した施策に力を入れている。
昨年度、本庁舎敷地内に『クレヨンしんちゃん』のキャラクターのモニュメントと屋外看板を設置し、多くの市民や来訪者から好評を得たという。
今年度は、市内3つの公共施設に『クレヨンしんちゃん』のキャラクターのモニュメントを設置。各施設らしさを取り入れたモニュメントを新たに設置することで、市内周遊の促進や交流人口の増加によるにぎわいの創出を図る。
郷土資料館をはじめ3か所に設置
各モニュメントを紹介しよう。

春日部の歴史や文化を紹介する「郷土資料館」に設置されたのは、市のオリジナルグッズである「クレヨンしんちゃん絵はがきセット第3弾」のうち「粕壁宿」に描かれた姿をイメージした野原しんのすけくんのモニュメント。
カスカベ防衛隊の友達も、「粕壁宿」が栄えた江戸時代の街の人々をイメージした服装をしており、モニュメントを見た人たちが、当時の人々の生活などにも興味を持ってもらえるように作成した。

「大凧文化」の発信・継承を行う大凧文化交流センター「ハルカイト」に設置されたのは、春日部の魅力のひとつである「凧」を持った野原しんのすけくんのモニュメント。
しんのすけくんが持っている凧は、長きにわたり大凧文化の保存・伝承に尽力されている春日部市「庄和大凧文化保存会」が特別に制作したもの。大凧文化を多くの人に知ってもらいたいという思いが込められているそう。

「ツバメが集まる道の駅」として有名な道の駅「庄和」に設置されたのは、「ツバメ」のコスプレをした野原しんのすけくんのモニュメント。
道の駅「庄和」では毎年3月下旬頃から多くのツバメが飛来し、8月頃に巣立っていく。最近では1シーズンに160羽ものツバメが巣立っており、その数の多さから話題になっているという。
春日部の文化や歴史にも触れてほしい

春日部市長は、「昨年度市役所に『クレヨンしんちゃん』のキャラクターのモニュメントや看板が設置されて以来、国内外より多くの方にご来訪いただいております。
今回、市内3つの公共施設に、その施設らしさを取り入れた、春日部市でしか会えない野原しんのすけくんのモニュメントが設置されたことで、それぞれの施設を訪れる方が増えるとともに、ご来訪の皆さまに春日部の文化や歴史にも触れていただけることを願っています」とコメント。
担当者のコメント
また、モニュメントの担当者は、「『クレヨンしんちゃん』のキャラクターのモニュメントや看板を見に、国内外を問わず連日多くの『クレヨンしんちゃん』ファンの皆様が春日部にいらっしゃっています。今回、3つの公共施設に新しく設置した野原しんのすけくんのモニュメントは、それぞれの施設らしさを感じていただけること、春日部でしか会えないモニュメントとすることを追求したものです。
市内には、市役所や春日部第1児童センター『エンゼル・ドーム』、ぷらっとかすかべなど、しんのすけくんたちに会うことのできるスポットがあります。また、今回のモニュメント設置により、春日部市観光協会が実施している『クレヨンしんちゃん春日部スタンプ巡り』のスポット全てで『クレヨンしんちゃん』のキャラクターに会うことができるようになりました。ぜひ各施設のオリジナルスタンプを集めながら、その場所でしか会えないキャラクターたちに会いに、当市を訪れていただければと思います」とコメントしている。
『クレヨンしんちゃん』のキャラクターのモニュメントをきっかけに、春日部市の「郷土資料館」や大凧文化交流センター「ハルカイト」、道の駅「庄和」に遊びに行ってみては。
■郷土資料館
住所:埼玉県春日部市粕壁東三丁目2番15号(教育センター内)
■大凧文化交流センター「ハルカイト」
住所:埼玉県春日部市西宝珠花593番地
■道の駅「庄和」
住所:埼玉県春日部市上柳995番地
モニュメント設置の詳細:https://www.city.kasukabe.lg.jp/sumiyosa_miryoku/kasukabestyle_puls1nahibi/kasukabenohito/14066.html
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
(ソルトピーチ)